スティーブ・ジョブズも感じた“時間の有限性”:世界トップリーダー1000人が実践する時間術(4/4 ページ)
世界トップリーダーが支配する、時間に関する3つの法則。今回は、ながら行動で時間を「伸縮」させる方法を紹介します。
今この瞬間にすべきことを割り出す
このようなシミュレーションをすると、30代の今、数年のうちに実行しなくてはならないのは「今いる部署で明確に『一番』の成果を残すこと」であり、「情報収集をして、必要であれば資格を取得すること」「マーケティングやプロモーションの勉強をすること」であると割り出せます。
すると、「マーケティングやプロモーションの勉強にもなり、同期との差が明確に数字で見えるプロジェクト」があれば、率先して「やらせてください!」と名乗り出ることができます。ゴールから逆算して今この瞬間にすべきことを割り出すので、行動にブレも無駄もないのです。
といっても、多くのトップリーダーは非常に柔軟です。このようにシミュレーションを行っていても、自分の考え方に固執することはありません。
ゴールまでの道のりが、彼らの人生に一本の道となって描かれてはいますが、テクノロジーの進歩が目覚ましい今の時代にあっては、30年前のシミュレーション通りにことが進むほうがレアケースでしょう。
彼らは、今、何をすべきなのかを正確に割り出すために、情報収集をして適宜軌道修正することが重要だと考えています。
時間にズームイン&ズームアウトし、人生という長いスパンと今この瞬間の両面で軌道修正することで、「最初の計画に固執したせいで、夢の実現が遅れてしまう」というような致命的なミスを防げるのです。それは、日常的な仕事の場面でも同じこと。正しい情報をもとに、短時間で、正確な判断をくだし続けることが、効率よくビジネスを展開していく秘訣です。
(つづく)
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