“公言自己暗示作戦”を試してみては? 出世族の共通点:銀座で学んだこと(1/3 ページ)
出世された方は、あえて目標を公にしているケースが多い気がします。彼らは、どんな言葉を意識しているのでしょうか。今回は、“公言すること”について考えてみます。
公言して達成を目指すほうがリスクは高いが、公言するべきだ。(孫正義)
仕事で確かな成功を収めたいとき、あなたならどうしますか? 私が思うに、出世された方は、あえて目標を公にしているケースが多い気がします。
今回は、“公言すること”について考えてみます。彼らは、日々どんな言葉を意識しているのでしょうか。
出世された方たちの“口グセ”
出世された方たちの“口グセ”とは、具体的にどういうものでしょうか。
脱サラして独立した会社社長のAさんは、「大丈夫」が口グセ。ある日、こんなお話をされました。
「『大丈夫』という言葉は、自分が小さいときからの万能薬でね。大事な試合前に具合が悪くなっても母親や病院の先生から『大丈夫』って言われると治ったし、大人になってからも、会社の上司から『大丈夫』と言われると無理な仕事もこなすことができた。今は、社員やその家族を路頭に迷わせるわけにはいかないから、不安がよぎっても『大丈夫』とあえて口に出して自己暗示をかける。家族や友だちからもそう言ってもらえると、不思議と良い方向に進むんだ」
某不動産会社の社長をしているBさんの口グセは「どうにかなるから」。理由を聞いたところ、「誰にも不安はあるけれど、それを言ったところでどうにもならない。余計に気分が悪くなる。それなら『どうにかなるから』って思っていればベストな方法を見つけられる」のだそうです。
また、「当たって砕けろ、砕けたらまた形が変わる」も口グセだとか。「いつも部下に言うんだ。砕けることがあっても、砕けたままで終わってしまうほど無駄なことはない。だから、砕けても形が変わったと思えって言っている」
関連記事
- 出世するために必要な“ストレス対処法”
仕事にストレスはつきもの。出世族は、ストレスも得手不得手を見極めるのに欠かせないものであり、ステップアップするための材料だと言います。これは、どういう意味でしょうか? - 出世した人、出世しそうな人に共通する“断崖絶壁法”とは
夏のボーナスが支給され「何を買おうかなあ」と考えている人もいるのでは。年齢や環境によってお金の使い道は変化しますが、経営者や役員など、出世された方々は若かりしころにお金をどのように使っていたのでしょうか。 - 「出世」するのは誰? “試す”ことができる人
出世する人というのは、何にでも興味を持って知ろう、試そうとします。富士山の裾が広いのと同じように、志を高くすると人としての裾が広がり、何に対しても対応できる人になれるのです。 - 出世に必要なのは、当たり前の「誠実さ」と「道徳心」
30代半ばで不動産会社の専務にまで出世したAさん。彼の言う、出世する人に共通する「当たり前の誠実さ」とはどういうことなのか。 - 「出世」してきた人たちの共通点
「なぜ自分は出世しないんだろう。仕事はがんばっているつもりなのに……」と思っている人も多いのでは。出世してきた人たちには、ひょっとしたら“共通点”があるかもしれない。 - 銀座で“異変”! なぜ26歳の女性が、高級クラブのママになれたのか
バブル崩壊後、銀座のクラブで破られなかった記録がある。それは「最年少」「最短」のママ。20年以上に渡って破られなかった記録が、ある女性によって更新されたのだ。銀座界隈で“異変”と呼ばれている女性に直撃したところ……。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.