2015年7月27日以前の記事
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セブン&アイのネットスーパー専用店舗、裏側の仕組みは?配送の便数は倍以上に(2/3 ページ)

「ネットスーパー」と呼ばれるECサービスを手掛けるスーパーマーケットは多いが、今年3月にセブン&アイHDが開業した「ネットスーパー西日暮里店」は、物流倉庫さながらの専用店舗だった。

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人手はほぼ不要

 ネットスーパー西日暮里店が既存のネットスーパーと大きく異なるのは、システムによる作業の自動化が進んでいることだ。受注から製造調理、配送管理にいたるまで全てシステムで制御している。

ネットスーパー西日暮里店のECサイト画面
ネットスーパー西日暮里店のECサイト画面

 具体的な流れはこうだ。ECサイトから注文が入ると、まず配達エリアや時間帯などを基に出荷順が自動的に決定する。次に商品情報が集荷スタッフの専用ハンディターミナルに飛んでくるので、該当する商品のバーコードを読み取って箱に詰めていく。その後、梱包した商品を全長約600メートルのベルトコンベアに流すと、出荷場には配送する順番に並んでやって来るので、そのまま配送車に積めばいいといった具合だ。

 商品のピックアップと最後の積み上げ以外は人手が介在しないため、受注から配送までの時間が大幅に短縮され、1日あたりの出荷件数は既存店舗の約5倍にあたる最大2000件まで対応可能となった。

既存店舗のネットスーパーとの業務フローの違い
既存店舗のネットスーパーとの業務フローの違い

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