スーパーマーケットが生き残る道 〜加速する業界再編、相次ぐ新戦略〜

コンビニエンスストアをはじめとする他業態との競争激化、さらには消費低迷のあおりなどを受け、スーパーマーケット業界が苦境に立たされている。 大手2強のセブン&アイ、イオンはGMS(総合スーパー)事業は業績不振が続くほか、地方を中心に経営統合などの業界再編も加速している。 そうした中、独自の取り組みをもって消費者の心をつかみ、収益を伸ばしているスーパーもある。 あるいは、セブン&アイが今注力する「オムニチャネル」のように、新たな戦略で収益拡大を目指す企業も出ている。 本特集では、従来とは異なる戦略や取り組みで生き残りをかけるスーパー各社の攻防を伝える。

新着記事

イオン琉球社長に聞く:

観光客が年間700万人を超えた沖縄に今年4月、イオングループが大型ショッピングセンター「イオンモール沖縄ライカム」を開業した。その狙いは当然インバウンドだ。

(2015年9月29日)
アジアから数千人が押し寄せる:

訪日外国人数が過去最高を記録し、インバウンド消費による好況が小売業界に到来している。特にアジア地域からの大型クルーズ客船が寄港する沖縄ではその勢いが強く、スーパーマーケット各社の業績も伸びている。しかし今後の課題も散見されるという。

(2015年9月8日)
配送の便数は倍以上に:

「ネットスーパー」と呼ばれるECサービスを手掛けるスーパーマーケットは多いが、今年3月にセブン&アイHDが開業した「ネットスーパー西日暮里店」は、物流倉庫さながらの専用店舗だった。

(2015年8月28日)
小売・流通専門家に聞く:

今スーパーマーケット業界で旬なキーワードが、すべての販売チャネルを統合する「オムニチャネル」であろう。大手を中心に各社がその推進を急いでいる。日本におけるオムニチャネルの現状や成功のポイントを小売・流通業界に詳しいアクセンチュアの山口邦成シニア・マネジャーが解説した。

(2015年8月7日)
GMS凋落、地方再編:

流通大手の総合スーパー(GMS)事業の不振や、地方を中心とした業界再編など、日本のスーパーマーケット業界を取り巻く動きが目まぐるしく変化している。特集「スーパーマーケットが生き残る道」では、そうした状況下での各社の取り組みなどを見ていく。

(2015年8月4日)

関連記事

明暗くっきり:

同時期に過去最高の営業利益を叩き出したセブン&アイと、業績予想の下方修正を行ったイオン。証券アナリストに両社のビジネスにおける差などを聞いた。

(2015年4月8日)
かつての流通の雄:

「ダイエー」が姿を消す日がやってくる。1980年に日本の小売業で初の年間売上高1兆円を突破するなど一時代を築いてきたが、その名が間もなく消える。

(2014年12月1日)
仕事をしたら“2015年”が始まった(前編):

セブン-イレブンの快進撃が止まらない。2014年4月に消費税が増税され、他のコンビニが苦戦する中、セブンは売り上げを伸ばした。セブンカフェやセブンプレミアムなど、なぜヒット商品を生み出すことができるのか。現役コンビニオーナーの川乃もりやさんに話を聞いた。

(2015年1月1日)

首都圏および近畿圏でスーパーチェーンを展開するライフコーポレーションが2015年2月期通期の決算を発表。大幅な増益となった。

(2015年4月10日)

スーパーでポイントカードを導入しても顧客は満足していない、という調査結果が出た。急速に普及してきたポイントカードは無意味なのか。効果的な活用方法を、みずほ情報総研に聞いた。

(2007年5月28日)