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出世したいなら、まずは“ぜいたく”を知る:銀座で学んだこと(2/4 ページ)
とある会社の社長は、「ぜいたくはテーマパークの“入場料”みたいなもの」だとおっしゃいます。これはどういう意味なのでしょうか?
最高のモノを知ってから選択する
セメント会社の社長Bさん(50代)は、ビジネスやプライベート問わず近隣のアジア諸国によく行くそうです。米国や欧州に行くときはいつもファーストクラスに乗るBさんですが、韓国に行くときはエコノミークラスに乗ると聞いて、その理由を聞いてみました。
「社員や家族など、誰かと一緒に行くときはビジネスクラスを予約するけど、1人で行くときはエコノミーで十分。韓国くらいの距離なら雑誌を読んでいたらすぐに着くし、案外悪くないものだと思って」
そんなBさんには、社員に口うるさく言う言葉があるそうです。
「『飛行機はエコノミーでいい』は、ビジネスとファーストを普通に乗るようになってから。つまり、『コレは○○でいい』と言うのは、その最高クラスを普通に買うようになってからだということ」
さらに、Bさんはこう続けます。
「『会社で出世したいなあ』と思っているのなら、身の回りのモノも上げていかなくてはいけない。給料上げて欲しいとか、いいモノを買いたいと思うなら、知らない世界を開くためにとことん覚悟を決めて仕事にまい進しなくちゃいけないよね」
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