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ご一緒に“最高”はいかが? ボジョレー・ヌーボー販売の舞台裏コンビニ探偵! 調査報告書(5/5 ページ)

11月の第3木曜日は、ボジョレー・ヌーボーの解禁日だ。解禁日の深夜0時にはカウントダウンイベントがテレビ番組で生中継されるほどの恒例イベントになっている。今回は、ボジョレーを扱うコンビニの現場について調査した。

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 まさか、そんなブラック企業で交わされるような会話はないでしょ、と思われるかもしれないが、その“まさか”な会話が繰り広げられているのだ。普段からスーパーバイザーとの折り合いがよろしくなければ、こんなことを言われたオーナーは、ついカーッとなって“まさか”という坂を転がり落ちてしまうかもしれない。

 ボジョレーの販売をめぐって、本部と店舗は毎年のように激しくやりあっている。なぜそこまで……と思われるかもしれないが、コンビニのオーナーを長年やった筆者にとっても、いまだに解明できない謎の1つである。


 ボジョレーが一般化し、ブームは去ったかのようにも見える。しかし、イベント感を演出できる優れた商材である限り、コンビニ本部が販売促進を止めることは絶対にない。そして来年もまた、キラキラとした素晴らしいできのキャッチコピーが生み出されるに違いないのだ。

 今以上、これ以上と、洗濯物を白く洗い上げる洗剤が改良され続けるように、ボジョレーのできも果てしなくよくなるのだろう。今後も追跡を続けることにする。カンパーイ。

著者プロフィール・川乃もりや:

 元コンビニ本部社員、元コンビニオーナーという異色の経歴を持つ。「タフじゃなければコンビニ経営はできない。優しくなければコンビニを経営する資格がない」を目の当たりにしてきた筆者が次に選んだ道は、他では見られないコンビニの表裏を書くこと。記事を書きながら、コンビニに関するコンサルティングをやっています。「コンビニ手稿


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