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ご一緒に“最高”はいかが? ボジョレー・ヌーボー販売の舞台裏:コンビニ探偵! 調査報告書(4/5 ページ)
11月の第3木曜日は、ボジョレー・ヌーボーの解禁日だ。解禁日の深夜0時にはカウントダウンイベントがテレビ番組で生中継されるほどの恒例イベントになっている。今回は、ボジョレーを扱うコンビニの現場について調査した。
ボジョレーの販売をめぐって激しいやりとり
本部と店舗のせめぎあいは目を見張るものがある。ボジョレーのシーズンが近づくとキャッチコピーであおってくる発注促進くらいだが、本部の計画と店舗の予約状況が大きくかけ離れると、本部は豹変する。
本部内ではスーパーバイザーへの進捗(しんちょく)確認が連日行われるようになる。スーパーバイザーもサラリーマン。営業成績を達成するためにあの手・この手を使うことは珍しくないが、おにぎりを10個多く発注させるのとは勝手が違う。
一方、店舗としても単価の高いボジョレーをほいそれと発注するわけにはいかない。売れる見込みがないからだ。そうした事情はスーパーバイザーも分かってはいるものの、本部のプレッシャーに屈して、店舗に強引な方法で攻めてくるのだ。例えば、とある店舗の売り上げがものすごく伸びている、という感じで。
「〇〇店では△△本売れているんですけど……」「売れる商品を売ってください、とお願いしているだけなんですよ。何も、売れない商品を売ってくれ、と言っているわけじゃないですよ」などと、売り上げが低い店のオーナーに切り出す。こちらの弱みを狙って、しかも、ネチネチと。しかし、こんなのはまだ序の口だ。
「本部が売りたいと言っている商品を売らないということは、経営方針が違うという認識で合っていますか?」「そろそろ契約更新について話し合いをする必要があるようですね」などと言ってくるのだ。
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