連載
リゾートビジネスとしての観光列車はどうあるべき?:杉山淳一の「週刊鉄道経済」(1/5 ページ)
各地で誕生する観光列車。列車は運輸交通分野だけど、観光列車をビジネスとしてとらえるとリゾート、レジャー産業である。特に豪華観光列車は、日本のレジャー産業では不得手だった富裕層レジャー市場への挑戦でもある。
杉山淳一(すぎやま・じゅんいち)
1967年東京都生まれ。信州大学経済学部卒。1989年アスキー入社、パソコン雑誌・ゲーム雑誌の広告営業を担当。1996年にフリーライターとなる。PCゲーム、PCのカタログ、フリーソフトウェア、鉄道趣味、ファストフード分野で活動中。信州大学大学院工学系研究科博士前期課程修了。著書として『知れば知るほど面白い鉄道雑学157』『A列車で行こう9 公式ガイドブック』、『ぼくは乗り鉄、おでかけ日和。 日本全国列車旅、達人のとっておき33選』など。公式サイト「OFFICE THREE TREES」ブログ:「すぎやまの日々」「汽車旅のしおり」、Twitterアカウント:@Skywave_JP。
また新たな観光列車が誕生
前回の記事が公開された日、「道南いさりび鉄道観光列車」と「小湊鉄道の里山トロッコ運行再開」について正式発表があった。
道南いさりび鉄道は観光型車両「地域情報発信列車ながまれ号」を3月26日から運行開始。食事サービス付きの観光列車は日本旅行が主催する「道南いさりび食堂ながまれ号(仮称)」として、5月中旬から運行開始となった。
小湊鉄道の里山トロッコ号は、3月18日から運行再開となった。12月23日までの土休日などに運行する。予約開始は2月25日から。春休みに間に合って良かった。
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