辛くて苦しいトレーニングでも、デビュー前から20年以上続けられた理由:MAX・LINA「私なりのプロフェッショナル論」(3/4 ページ)
「継続は力なり」と言いますが、私がデビュー前の下積み時代から今でもずっと続けているのはトレーニングです。アスリート並みにしごかれるので、決して楽ではありません。それでも続ける理由があるのです。
こんなに苦しいトレーニングでも継続できている理由は、その成果が目に見えて実感できるから。身体は正直なもので、ちょっとサボっただけですぐにその変化が現れます。そこから再びもとの身体に戻すのにはその倍以上も時間がかかったりするんですよね。努力して続けたことはいつかきっと自分のためになり、必ず報われる日が来る、それを身を持って実感しています。
振り返ってみれば、2000年代に突入し、MAXは辛くて大変な時期がありました。それでもめげず、腐らずに、頑張ってトレーニングを続けてきたのは、どんな時でも応援してくれる方々、そして私たちにとっても、求めている場所がライブだったからです。
ライブだけは続けていきたい、皆の気持ちに応えたい、そんな思いがトレーニングの支えになりました。デビューから20年を過ぎた今でもMAXとしてライブができていることに喜びを感じています。
どんなことであれ、継続することは大切だと思います。ただ、一生懸命頑張ってもなかなか良い結果が出ないこともあれば、甘い誘惑に負けてしまうこともあるでしょう。私はそんなときがあってもいいと思うのです。一生懸命頑張ることだけが全てではない。挫折から学ぶこともあれば、悔しい思いをしたからこそ逆境に強くなる場合もある。辛かったら少し休んでみて、そしてやりたいという意欲がふつふつと湧き上がってきたときがチャンスなのです。その気持ちを大事にするように心掛けています。
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