男性も女性も子育ては楽ではない、だから感動があるのだ:内田恭子の「いつもそばに本があった」(3/3 ページ)
今では男性が幼稚園の送り迎えをしたり、育休を取ったりするのも珍しくありません。育児の大変さを痛感しているビジネスマン読者の方も多いはず。そんな方に読んでほしい1冊をキャスターの内田恭子さんが紹介します。
男性が育休をとったり、抱っこひもやバギーで出掛けたり、幼稚園の送り迎えをしたりするのが珍しくない今の時代。それでも「一番大変なのはやっぱり女性」だの「○○さん家のパパはイクメン。しかもイケメン」だの、女性(私も含め)は言いたい放題です。
私も実際に携わってみて実感したのは、育児に関して女性と男性がイコールになることはないと思います。育児だって仕事と同じように、女性にしかできないこと、男性にしかできないことがあるのです。それぞれの得意分野があるはずだから。
けれども、子育ての大変さを痛感し、一方でその体験を通して感動を得るのは、パパもママも一緒。
「僕らは、日々の生活の中で子どもといっしょに、ときにはすさまじい嵐に巻き込まれたり、荒れ狂う波に翻弄されたりする。ズボンはしみだらけ。神経もずたずた。でも、そういうのもべつに悪くないと思っているし、なにより、子どもたちを心から愛しているから」
子を持つ親の皆が感じていること。それを諭すように優しく、改めて気付かせてくれる1冊。多くの人たちにぜひとも読んでもらいたいです。育児は一生続きません。だからこそ、今を楽しむべきなんだろうな。
著者プロフィール
内田恭子(うちだ きょうこ)
キャスター。1976年6月9日、ドイツ・デュッセルドルフ生まれ。神奈川県横浜市出身。1999年、フジテレビ入社。同局のアナウンサーとしてさまざまな番組を担当後、2006年に退社・結婚。現在はテレビ・ラジオ・雑誌連載・執筆活動などをベースに、読み聞かせグループVOiCEを立ち上げ都内の小児病棟などで読み聞かせを行い、また「女性のHappyは世界を変える」をテーマにLena’sを主宰し日々活動を行っている。公式ブログ「Dear Diary,」
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