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「TRAIN SUITE 四季島」の価格は世界トップクラス、サービス内容は見合っているか?:杉山淳一の「週刊鉄道経済」(4/5 ページ)
JR東日本がクルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」の運行概要を発表した。同期デビューの「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」、運行中の「ななつ星in九州」と合わせて、「クルーズトレイン御三家」が出そろった。お互いにライバル、そして海外の観光列車との競争になる。
ライバルは「ななつ星 in 九州」「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」だけではない
2017年にはJR西日本も「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」をデビューさせる。JR九州の「ななつ星 in 九州」は着実に実績を積み上げている。TRAIN SUITE 四季島と合わせて、豪華クルーズトレイン3本立てだ。ななつ星 in 九州の価格帯はデビュー当時も料金改定時も、今までの列車旅にはない高額設定で話題となった。TRAIN SUITE 四季島の価格帯はさらに上回る。
TWILIGHT EXPRESS 瑞風は料金が発表されていない。JR西日本の社長談話として、ななつ星 in 九州よりは安くしたいという意向もあったようだ。しかし、1両1室の贅沢な設備もあり、豪華と思わせるには十分な料金設定になるだろう。
この料金設定、コース、サービス内容を見て「高い」と感じる人も少なくないだろう。私も興味はあれど、価格に恐れ入る感じだ。そして、こう思った時点で、残念ながらクルーズトレインの顧客ターゲットではない。この列車の対象顧客は富裕層であり、お金と時間がたっぷりある人向けの商品だ。
その意味では、これらのクルーズトレインのライバルは国内だけではない。
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