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なぜ真田一族は忍者のイメージがあるのか?:「真田丸」を100倍楽しむ小話(2/2 ページ)
猿飛佐助に霧隠才蔵――。真田信繁に仕えたこうした忍者たちは架空の人物とされていますが、どうして真田一族と忍者は強い結び付きのイメージがあるのでしょうか?
編集部F: 真田丸にも藤井隆さん演じる佐助という忍者がいますね。実際に忍者を使っていたかどうかは分かりませんが、昌幸をはじめとする真田家はやはりさまざまな情報収集に長けていたイメージがあります。
小日向: 情報収集に関する話で思い浮かぶのが「真田紐(ひも)」です。真田紐とは、織機などを使って縦糸と横糸で平たい紐状に織っていくもので、関ヶ原の合戦後、九度山に蟄居(ちっきょ)していた昌幸&信繁(幸村)親子が、この紐を作って家計の足しにしていたという逸話があります。この真田紐を家臣などに売り歩かせて、そこで見聞きした情報を逐次収集していたと言われています。とにかく情報を重視していたわけです。
編集部F: 忍者に話を戻すと、真田丸で寺島進さんが演じている出浦昌相が、隠密集団を抱えるリーダー格ですよね。以前の放送では、佐助に火遁の術と空蝉の術を指導していました(笑)。いやぁ、実はドラマの中の昌相が渋すぎて、毎回気になる存在です。寺島さんの演技力に惚れ惚れしています。
小日向: 昌相も謎多き人物で、それほど多く記録は残っていません。信濃村上家、武田家、織田家、そして真田家と渡り歩きました。関ヶ原の戦い後も長く生きたようですので、今後も真田丸には登場し続けるのではないでしょうか。Fさん、良かったですね(笑)。
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