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コンビニオーナー的にはちょっとうれしい「たばこのオマケ中止」コンビニ探偵! 調査報告書(2/4 ページ)

先日、たばこのオマケが中止になるという報道があった。オマケとは、ライターや缶コーヒーなどだが、なぜたばこのオマケは駄目なのだろうか。

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「オマケがあるからこのたばこにしよう」

 コンビニオーナー経験者の本音としては、景品が自粛されることはちょっとだけうれしく思う。それは、オマケにかかる負担が少なくなるからだ。

 たばこのオマケの定番はライターだ。たばこは嗜好品なので「オマケがあるから売れる」というよりは、「オマケがあるからこのたばこにしよう」という感じだ。オマケによって買う銘柄が左右されることはあるが、たばこ自体の売り上げが変わることはほぼない。

 これまでは、ほとんどの店舗が10個入りパッケージのカートンにだけオマケを付けていたが、下表のとおり、販売数量が年々落ち込んでいる昨今は、新商品のキャンペーンでオマケを付けることも少なくない。もちろん、オマケになっている景品の多くはたばこ会社からの支給なので店舗側の負担はほとんどないが、オマケが当たり前になることで別の不都合を生むこともある。


年度別 販売実績(数量・代金)推移一覧(出展:一般社団法人日本たばこ協会)

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