正室から側室に格下げ それでも真田信幸を支えるけなげな「おこうさん」：「真田丸」を100倍楽しむ小話（2/2 ページ）

大河ドラマ『真田丸』に登場して以来、ナイスなキャラクターで注目を集めている「おこうさん」。元々は真田信幸の正室でしたが、途中で側室になってしまった気の毒な人物でもあります。

[ITmedia]

編集部F：　あと気になったのが、本多忠勝の娘である小松姫が信幸に嫁いで正室になった際に、おこうさんは離縁させられたわけですが、何もそこまでしなくても……と思いました。

小日向：　あ、これも恐らくドラマの脚色で、史実では離縁していません。正室から側室に変わっただけです。小松姫が来てからもしばらくは本妻として認められていたようですが。

おこうさんの父・真田信綱の菩提寺である信綱寺（長野県上田市）

編集部F：　ドラマではなぜ離縁した設定にしたんですかね？

小日向：　やはり、今の時代の価値観では奥さんが複数人いるということに違和感があるので、その部分で変えているのではないでしょうか。

　それにしても、今、信幸はハーレム状態ですよね。また後には、小野お通という女性との恋もあったと言われています。小野お通は謎多き女性で、秀吉などとも恋人だった才女のようですが、最終的に信幸に落ち着いたそうです。

編集部F：　天下人よりも信幸を選ぶなんて、信幸はモテたんですね。

小日向：　前にもお話したように、背が高くて、性格も良かったから（関連記事）、たいそうカッコイイ武将だったと思いますよ！

【変更履歴】一部事実と異なる箇所があったため、記事初出時から変更しております。訂正してお詫び致します。（6/25 17:42）