連載
「仕事は与えられるものではない」――私の行動を変えたある事件:MAX・LINA「私なりのプロフェッショナル論」(3/3 ページ)
MAXとしてデビューしてから順調に活動を続けていた私たちに、ある日突然、事件が起きました。それまで仕事は自然とやって来るものでしたが、その価値観が180度変わってしまったのです……。
仕事は与えられるものではない!
この取り組みから学んだのは、仕事は決して与えられるものではなく、自ら生み出していくものだということです。そして、きちんと自立できるスキルや人脈などを持っていれば、たとえ急に仕事がなくなったとしても、すぐに別のチャンスをつかむことができるのではないでしょうか。
好きな仕事を続けていくには、自ら一歩足を踏み出すことが大切。今まではオファーが来た仕事に自分の力を100%注ぎ込んで結果を出していくことだけに満足していましたが、ただ仕事を待っているのではなく、壁を壊してどんどん突き進み、新たな活躍の場を広げていくことが、自分自身のキャリア成長につながるのだと実感しました。加えて、このように自らがつかみ取った仕事を成し遂げた達成感は今まで味わったことがないものでした。
こうして思い返すと、当時は若くて経験も少なく、突然の出来事にグループ内で亀裂が走ったり、辛い思いもしたりしましたが、一方、そのおかげで自分と向き合うことができました。さらにメンバーとも腹を割って本音でとことん語り合えたことで、今まで以上に絆が深くなりました。
遅かれ早かれ、私たちMAXには必要な時間だったと思うし、お互いに自立心が芽生えたことが、今なおグループとして活動を続けていることにもつながっているはずです。
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