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「コンビニ=24時間営業」呪縛が終わろうとしている:コンビニ探偵! 調査報告書(2/5 ページ)
最近はエキナカや病院、大学の敷地内などに出店する24時間営業でないコンビニも少なくない。今回は、コンビニが24時間営業をやめたらどんなメリットがあるのかを考えてみよう。
バックスペースに直接納品
消費期限の短い弁当やパスタといった食事系の商品は1日のうち数回に分けて納品されるが、日用品やお菓子といった商品の多くは、夜中にまとめて納品される。読者の中にも、深夜にコンビニへ行ったとき大きな段ボールに入れられたままの商品が通路に雑然と並べられているのを見たことがある人もいるだろう。
なぜ店内の通路に商品をそのまま並べてしまうのかというと、置き場がなかったからだ。納品後は検品して商品を陳列棚に並べなければならないので、数が多ければそれだけ時間もかかる。というわけで、何時間も通路に段ボールに入ったままの商品が置かれていた。
通路に段ボールをたくさん並べていると、お客さんから「邪魔じゃねえか。なんとかしろよ」といった苦情が多かったので、最近ではバックスペースに直接納品する店舗が増えてきた。これまで、コンビニのバックスペースは、事務処理用の机やイス、従業員の休憩場所、棚に並べきれない商品の置き場所程度にしか考えらていなかったので、スペースそのものが非常に狭かった。そこに「改善のタネ」があった。カーゴ台車(商品を大量に載せられる台車)を2〜3台入れられるスペースを設け、バックスペースに直接納品できるようにした。あとは、商品を徐々に処理すればいい。これで、お客さんのいる売り場に段ボールがゴロゴロ転がることはなくなったのだ。
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