ガリガリ君リッチに「メロンパン味」 3億円の赤字出した「ナポリタン味」のリベンジ
赤城乳業はガリガリ君リッチシリーズの新フレーバー「ガリガリ君リッチ メロンパン味」を11月15日から販売する。
赤城乳業は10月27日、ガリガリ君リッチシリーズの新フレーバー「ガリガリ君リッチ メロンパン味」(税別130円)を11月15日から販売すると発表した。来年1月までの期間限定。販売目標は700万本。
ガリガリ君リッチシリーズ初のパン系フレーバー。ローストしたバターを配合して香ばしさを演出したほか、キャンディーに、メロンパンの皮を使ったクッキー入れた。また、パンの食感を出すために、氷の粒子を細かくして“ザラザラ感”を引き出したという。
同社の荻原史雄マーケティング部長は「メロンパンは多くの人に愛されており、パンとかき氷の組み合わせは世界初。冬でも知恵次第で売り上げを伸ばしていける」と説明する。
ガリガリ君リッチシリーズは、2012年に「コーンポタージュ味」、13年に「シチュー味」を発売。コーンポタージュ味は3日で300万本を販売し、シチュー味も同様にヒットした。
しかし、14年に発売した3作目のナポリタン味では思うように売り上げが伸びず、約3億円の赤字となっていたという。今回の新フレーバーは「ナポリタン味での失敗を取り返すリベンジ商品」としている。
「前作での教訓を生かし、話題性よりも味にこだわった。コンポタージュ味やシチュー味を超えるヒットを狙いたい」(荻原部長)
今後の展開については「今回の商品が大ヒットしたとしても、『じゃあ次はあんパン、その次はカレーパン――と調子に乗らないようにしたい。ナポリタン味のときのように失敗してしまう。大切なのは“アイスに合う味”ですから」と語った。
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