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カラオケ市場が再び成長中、それでもシダックスは2期連続の最終赤字に(2/2 ページ)
今週半ば、カラオケチェーン大手のシダックスが業績予想の下方修正を発表。17年3月期通期は33億円の赤字になる見通しだ。これで最終赤字は2期連続。店舗を大量閉鎖するなど収益改善に躍起になっているが……。
シダックスでは収益改善のために、店舗閉鎖だけでなく、アイドルタイムである平日昼〜夕方の新メニュー開発や、家電量販店大手・ビックカメラと共同の新業態「シダックス新宿セントラルロードクラブ×ビックドラッグ」をオープンしてインバウンド需要の取り込みを狙うなど、矢継ぎ早に手を打っている。
今年10月19日からは期間限定で「シダックス新宿歌舞伎町クラブ」にVR(Virtual Reality:仮想現実)対応の専用ルームを設置。これはKDDIとKDDI総合研究所、ポニーキャニオンと連携した実証事業で、ユーザーが室内でVR機器を装着すれば、アーティストのライブやアイドルの握手会などの交流イベントを、その場にいるかのように体験できるサービスを目指している。
ただし、こうした取り組みが今後どれほどの効果を生み出せるかは未知数だ。
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