調査リポート
18年卒内定率、大幅アップの6.3% 就活前倒し傾向:採用活動のスピード早まる
マイナビが18年卒卒業予定の大学生・大学院生の内定率を発表。前年同月調査より3.0ポイント増加の6.3%。採用活動のスピードが早まっている。
就職情報大手マイナビの定期調査によると、2018年春卒業予定の大学生・大学院生の3月末時点の就職内定率は6.3%だった。前年の同時期から3.0ポイント高く、就職活動の前倒し傾向を表している。
文理男女別の内定(内々定)率は、文系男子6.4%(前年同期比2.6ポイント増)、文系女子4.8%(2.3ポイント増)、理系男子7.7%(4.5ポイント増)、理系女子7.1%(3.0ポイント増)と、いずれも前年の同じ時期から高かった。
18年卒の就職活動は、売り手市場であるとともに、採用スケジュールの短期化から企業が採用活動を前倒しにする傾向。日本経済団体連合会が定めた解禁日は3月1日だが、内々定出しを2〜5月に出す企業も増えており、採用活動のスピードは全体的に早まっているという。
調査は18年卒予定の大学3年生と大学院1年生(調査当時)9009人を対象にWebアンケートで実施した。
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