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好みのお酒を提案 接客を支えるAIとは伊勢丹新宿本店で導入(3/3 ページ)

伊勢丹新宿本店で実施している、AIが自分に合ったお酒をおすすめしてくれるサービス。店舗の接客サービスを高めるツールとして活用されている。

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店に足を運ぶきっかけに

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日本酒イベントで活躍するPepper

 親しみやすさがあるPepperにAIを組み込んだことで、タブレット端末を使用していたころよりもサービスを体験する来店客が増えた。Pepperの使用を始めた2月の日本酒イベントでは1週間で約250人、3月のワインイベントでは約270人が体験した。

 接客するスタッフにとっても、便利なツールとなっている。ただおすすめ商品を提示するだけではなく、「お客さまの好みが分かれば、それに関連する商品も提案することができる」(中本氏)。来店客と会話を始めるきっかけにもなり、購入につながる可能性が広がる。

 「店に来ないと体験できない、価値のあるサービスを提供したい」と中本氏は話す。インターネット通販など、来店しないで買い物を済ます方法が増えているが、店に足を運んで、知識がある人に相談して買いたいものもある。AIには、そのような接客サービスをさらに向上させる使い方もあるようだ。

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