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AIで顧客の「信頼度」審査 SB・みずほの新融資サービス:学生・社会人が対象
ソフトバンクとみずほ銀行の合弁会社J.Scoreが、人工知能(AI)を活用した融資サービス「AIスコア・レンディング」をスタート。
ソフトバンクとみずほ銀行の合弁会社J.Scoreは9月25日、人工知能(AI)を活用した融資サービス「AIスコア・レンディング」をスタートした。質問を通して顧客の信頼性や可能性を数値化した「AIスコア」を算出し、数値が高いほど貸し出し金利が下がる仕組みを導入した。
金利は0.9%〜12.0%の間で設定され、専用サイトから性格・趣味・年収・勤続年数などを18種類の質問に答えることで算出する「AIスコア」をもとに決まる。保有するクレジットカード枚数、ソフトバンク・みずほ銀行との取引情報、ライフスタイルなどの詳細情報を任意で追加すると、内容に応じてAIスコアに加点できる場合がある。スコアの算出は無料で、算出だけを体験することもできる。
対象年齢は20〜70歳。ビジネスパーソンだけでなく、留学費用が必要な学生などもターゲットに想定する。初年度の利用者数の目標は非公開。
J.Scoreは「従来の画一的な与信審査とは異なり、AIが顧客の性格なども含めた総合的な審査を行う点が特徴。個人の資質を可視化できる本サービスを通じて、顧客の夢の実現をサポートしたい」(広報担当者)と説明する。
融資額の下限は1000円で、上限は10万円〜1000万円(顧客の年収によって変動)。返済期間の上限は10年で、返済回数は最大120回。
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