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バスクリン若手社員が立ち上げた「銭湯部」の効能銭湯を盛り上げたい(2/4 ページ)

入浴剤の老舗メーカーのバスクリンで若手社員が立ち上げた部活動「銭湯部」。廃業によって減っている銭湯を「盛り上げたい!」という思いから始めた活動だが、社内の世代間交流促進にもつながっている。その取り組みについて、仕掛け人に聞いた。

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銭湯への「思い」を共有

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バスクリン銭湯部部長を務める、ダイレクトマーケティング部リーダーの高橋正和さん

 銭湯部の活動を始める際に重視したのは「思い」だ。それは、前職のベンチャー企業や学生時代の起業の経験から、「プロジェクトには、メンバーの思いが一致することが重要」だということを知っていたからだ。さまざまな立場で「銭湯」への熱い思いを持つメンバーを誘い、4人で活動をスタートさせた。

 立ち上げ時のメンバーを紹介すると、1人目は総務部長。高橋さんは仕事のつながりから、総務部長が風呂文化に対する思いを持っていることを知ったという。総務部長は、20年の東京五輪をきっかけにして海外の人に日本の風呂文化を広めたい、という思いを持ち、そのきっかけを模索していた。

 2人目はもともと高橋さんと交流があった、総務部所属のメンバー。総務担当者として、社内のコミュニケーションを活性化したいという思いを持っていた。その実現を目指せる銭湯部の活動に共感してくれた。

 最後に、温泉巡りが趣味の営業マン。「風呂好き」が多い社内でも、飛びぬけた存在のスペシャリストで、全国1500カ所以上の温泉に入った。温泉に関する記事執筆も行っている。

 それぞれ異なる角度から銭湯部の活動に共感を寄せるメンバーが集まった。その思いを形にするため、銭湯部は走り始めた。

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