「ユーザーの予想超える」ドコモ、復活の2画面スマホ「M」など発表:長期契約者の優遇策も刷新(2/3 ページ)
NTTドコモが、2017〜18年冬春モデル発表会を開催。4年ぶりとなる“2画面スマホ”の「M Zー01K」や、長期契約者向けの新たな優遇策などを発表した。
新型「Xperia」は「3Dクリエーター」搭載
17年11月上旬に発売予定の「Xperia XZ1 SO-01K」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)は、カメラで人間の顔や食べ物、小物類などを撮影することで3Dデータを作成できる機能「3Dクリエーター」を備える点が特徴。
取得した3Dデータをもとに、ユーザーの顔がモチーフのアバターを作成したり、3Dプリントしてフィギュアを作ったりすることが可能。フィギュア作成時の胴体は、着物やCA(キャビンアテンダント)の制服などを選択して楽しむことが可能。親子やカップルなどの利用を想定する。
会見場に設置されたブースでは、記者の財布の撮影を実施。革の色合いやボタンの凹凸などのデータを詳細に読み取り、本物そっくりの3Dデータを再現する様子を体験できた。
docomo withの対象端末も拡大
長期契約者の月額使用料から毎月1500円を割り引くプラン「docomo with」の対象端末も拡充する。追加するのは、新モデルの「AQUOS sense SH-01K」(シャープ製)、「MONO MO-01K」(中国ZTE製)、「らくらくスマートフォン me F-03K」(富士通コネクテッドテクノロジーズ製)と、プラン開始時からの対象端末「Galaxy Feel SC-04J」(韓国Samsung Electronics製)の新色「Aurora Green」――4機種だ。
吉澤社長は「docomo withの対象端末は、開始後4カ月で70万台を突破するなど好評だ。今回は『らくらくスマートフォン』に対応したことにより、フィーチャーフォンからスマホに乗り換えるシニア層の獲得を図りたい」と説明する。
VR対応の有機ELスマホや「ジョジョスマホ」も
17〜18年秋冬モデルはこのほか、米GoogleのVRプラットフォーム「Daydream」に対応した有機ELスマホ「V30+ L-01K」(韓国LG Electronics製)、人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」の世界観を取り入れた「ジョジョスマホ」として関心を集める「JOJO L-02K」(同)など、さまざまな機能やデザインを採用したスマホ・タブレット計15機種を展開する。各端末は、10月18日から事前予約を受け付ける。
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