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“社風”に合った人を採用できる「ミツカリ」が目指す世界:HR Tech最前線(4/5 ページ)
AIが応募者の価値観やタイプを分析し、応募者と企業を「社風」でマッチングさせるサービス「ミツカリ」――。既に700社が導入するなど急成長しているという。
定着率を高めることが企業の喫緊の課題
――なぜ「社風」でのマッチングにニーズがあるのでしょうか。
表: 「定着率を高めたいから」という声が一番多いですね。採用しても辞められてしまうと意味がありません。採用がゴールではなく、続けて働いてもらうことが必要です。そのためにも、自社に合った人を採用したいと考えているわけですが、面接でそれを見極めることは難しいことです。どうしても属人的な判断になってしまうので。
だからこそ、ミツカリのようなテクノロジーを活用して科学的に運用していこうというニーズが高まってきています。ツールを活用することによって「人を選ぶ(判断)」という業務は自動化でき、人事は「口説く(入社の動機付け)」ことや集客に時間を使えるようになります。
また、ミツカリでは「Aさんはプロセス重視タイプです。営業部には結果重視の人が多いので29%のマッチ度しかありません。しかし、〇〇部署だと、マッチ度が高くなります。面接では〇〇部署に関心があるのか聞いてみましょう」といった具合に、面接で聞いておくべきポイントもアドバイスしてくれるので、面接もスムーズにこなせるようになります。実際、面接時間を1人当たり20分以上、短縮できたという事例も多くあります。
これから先、労働力をいかに確保するかが問われる「採用難社会」では、こうした効率化が非常に重要です。効率化した分、企業はより多くの人を面接できるようになりますので。
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