サッカー日本代表はハリル監督で大丈夫なのか:赤坂8丁目発 スポーツ246(1/4 ページ)
サッカー日本代表、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督に対するバッシングが止まらない。ネットを見渡せば、彼にまつわる批判記事のオンパレード。ロシアW杯開幕まで半年ほどしかないのに、このままで本当に大丈夫なのか。
ここまでバッシングを受け続けるサッカー日本代表監督も珍しい。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督のことだ。ネットを見渡せば、とにかく彼にまつわる批判記事のオンパレード。2018年のロシアW杯開幕まで半年ほどしかないものの周囲を見る限り、確かにハリル体制で日本代表が結果を残せるとは到底思えない惨状となっている。
極め付きとなったのは、12月16日に東京・味の素スタジアムで行なわれた「東アジアEー1サッカー選手権」の韓国戦だ。2大会ぶり2度目の優勝がかかった決勝ラウンドの最終戦だったが、日本代表は力の差をまざまざと見せ付けられ、1ー4で大敗。宿命のライバル国にホームで4失点を喫して敗れたのは実に63年ぶりの屈辱であった。
この大会では欧州などでプレーする海外組を召集できず、代表候補メンバーが複数在籍する浦和レッズがクラブワールドカップに出場するタイミングと重なったことなどもあって、Jリーグ在籍の選手でチームを構成するしかなかった。召集するつもりだった代表候補にけが人もいたことでハリルホジッチ監督も「呼べない選手が10、11人ほどいた」と嘆いていた。
しかし、それは見苦しい言い訳にしか聞こえない。さまざまな状況が重なってメンバー召集に苦慮したのは分かるとしてもどんな形であれ、結果と内容が常に求められる日韓戦でこれだけ無様な試合をしてしまった罪はやはり指揮官として取り返しが付かない。
つい先日、韓国の大手テレビ局に勤める韓国人スポーツディレクターと電話で話す機会があった。彼は何度も来日経験があり、数年前まで日本の大学に通っていたこともあって日本語に堪能。普段から何かとスポーツに関する情報交換をし合う間柄だ。その彼からは「ハリルホジッチは大丈夫なのか」と質問を向けられ、言葉に窮すると続いて出てきたのは次のような発言だった。
「仮に韓国で行われたホームゲームの韓日戦で韓国代表が4失点もして大敗したら、監督はそれこそ国賊扱いになって責任問題に発展する。たとえワールドカップが目前に迫っていようが、そんなことは関係ない。どうして日本のサッカージャーナリストたちからの批判が鳴りやまないのに、日本のサッカー協会は動こうとしないのかが理解に苦しむ。もしかしたらハリルホジッチ監督と協会幹部の間に何か癒着でもあるのではないのか」
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