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先輩の叱責をバネに巨大案件を手にしたマルコメの営業マンわずか数日で目標達成(4/4 ページ)

大手みそメーカーのマルコメで実績を上げ続けている営業マンがいる。若手のホープとして期待される彼は、入社2年目のとき、先輩からの叱責によって行動が大きく変わったのだという。

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準備に余念がない

 作本さんが営業マンとして心掛けていることは何だろうか。

 「準備を何よりも重視しています。毎回新しいカテゴリーの新商品が出るので、それをキャッチアップするには勉強しないと追いつきません。また全社で営業の成功ノウハウなどが共有されるため、そこで他のメンバーのやり方を学び、自分の営業活動に応用することもあります。新商品に限らず、昔からの定番商品であっても、今までのやり方に甘んじず提案の切り口などを変えていくことで、さらに売れるようになるのです」

 知識習得だけでなく、ロールプレイングを繰り返し、営業スキルにも磨きをかけている。常に万全の状態で顧客提案に臨めるよう、作本さんは準備に余念がない。

プラス糀 糀甘酒
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 また、先述したように同社はデータ活用に力を入れており、市場分析や競合分析などさまざまなデータを駆使して提案活動に生かしている。しかもユニークなのが、そうしたデータを営業マン自身でツールを使ってカスタマイズできるのだ。そのためのスキル習得の場も用意されている。作本さんも自らデータをいじりながら、時間をかけてじっくりと提案資料に落とし込んでいるという。

 今年10月に新潟県魚沼市に新工場を稼働するなど、同社はとりわけ甘酒事業に注力している。伸びている市場のためデータを分析しつつ、顧客に刺さる提案をしていかなければならない。作本さんの今後の活躍に期待したい。

営業の極意:

  • 顧客の先にいるユーザーの心をつかむ
  • 意識して大きな案件を取りにいく
  • 徹底的に準備して営業提案に臨む

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