2015年7月27日以前の記事
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無口な社員も熱く語る “全員参加”社内イベントのつくり方あの職場が“楽しい”理由(4/4 ページ)

社内イベントといえば、社員のコミュニケーションを促進する狙いがあるが、それだけではない。会社や仕事について理解を深め、モチベーション向上につなげることが重要だ。社内イベントや社内報などのプロデュース会社に、成功のポイントや事例について聞いた。

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「巻き込み」に対する理解度が向上

 「社内イベントに対する企業の認識が変化してきた」と、ゼロインの担当者は口をそろえる。運動会やファミリーデーなどの開催は増える傾向にあるが、1年ほど前は「トレンドだからやってみた」という程度の意識の会社が多かったという。

 それが今では、「『社員を巻き込むことが重要』という話をすると、とても良い反応が返ってくるようになってきました。1年ほど前と比べても、質が上がってきたように感じます」(前田さん)

 増田さんも「商談の際、反応や理解度が変わってきたように感じています」と話す。「会社のビジョンや理念を全員で共有する、という価値観が重視されるようになってきました。働く人一人一人が自分の市場価値を高めることを意識する傾向が強まっています。会社で働くことに対して価値を感じてもらわないと、人が定着しない時代になってきたのです」(増田さん)

 なぜこの仕事をしているのか。この会社で誰と何を実現していくのか。社員一人一人がそれを明確にしていくことが、企業の成長につながる。社内イベントは、仕事に対する認識を見直し、会社が目指す方向性を共有する絶好の機会だ。その基本を忘れなければ、「やってよかった」と心から思えるような取り組みにすることができるだろう。

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