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ポテトじゃないのにチップス!? スナック風の鶏肉「ファミチップス」登場:ファミマのキチンとしたチキン
ファミリーマートが「ファミチップス(タコス味)」を発売した。チップスとあるが実際は鶏肉を揚げた料理で、スナック感とギャップをあえて狙った。
ファミリーマートは6月5日、タコス風味の揚げ物の新商品「ファミチップス(タコス味)」(税込み180円)を発売した。こう書くとポテトチップスの一種を想像するが、正体は鶏むね肉などを三角形の形に揚げた、れっきとした鶏肉料理。なぜ「チップス」なのか?
名前とのギャップをあえて狙う
「ファミチキ」を始め、もともと鶏肉の揚げ物が得意なファミリーマート。同社の担当者は「ファミチキはもも肉を使っていてジューシーで人気。しかし、かなりジューシーなのでどちらかと言うと男性向けだった。今回はもう少しスナック感覚で食べられる、女性向け商品を目指した」と説明する。
そこでオーツ麦を使った衣を付け、薄い形状でカラッと揚げてみた。胸肉中心でもも肉も混ぜ、ファミチキよりジューシーさを適度に抑え、スナック感覚で食べられるようにしたという。
名前に「チップス」を入れたことに対しては、社内からも「ポテトじゃないのか」と困惑する声も。ただ、スナックのような軽いイメージを持たせつつ、名前と中身のギャップが消費者に受けると踏んでこの名称に決めた。
消費者への周知を図るため、Twitterなどで「ファミチップスってなーんだ?」と問うクイズイベントも開催。ファミリーマートは2017年から「ファミ横商店街」と題し、レジ横の総菜売り場の強化を図っている。ファミチップスは先輩のファミチキに続く、この商店街の新スターになれるか。
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