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ためた「へそくり」は1000万円近く! 夫と仲悪いシニア妻の実態:こっそり熟年離婚の準備? 調査で判明(2/2 ページ)
夫と不仲な女性は平均898万円もへそくりをためているという調査結果が出た。妻と不仲な男性と比べても「不仲妻」は多くへそくりをためる傾向となった。
万が一の離婚に備え
夫と不仲と感じている女性のへそくりの平均額は898万円。同じく妻と不仲だと感じている男性より400万円以上多い。
配偶者と「仲の良い」グループと「不仲」なグループでそれぞれ男女間の金額差を比較したところ、不仲なグループ内の男女差は仲の良いグループ内の差に比べて約240万円も高くなった。夫と不仲な女性ほどへそくりをためるという結果となった。
アンケートから浮かび上がるのは、多額のへそくりをためている「不仲妻」のシビアで現実的な思考だ。
「親としての責任は終わったし、へそくりも2000万円あるから離婚したい」(66歳女性)「夫は何もできない人。これから何とか折り合いを見つけていかないといけない」(73歳女性)。長年連れ添ったであろう夫への辛口な本音が寄せられた。ハルメクも「万が一の離婚に備えて多額のへそくりをためる人も多い」とみる。
調査では、夫婦関係が不仲なほどお金に関して不安に思う傾向が強いという結果も出た。同社は「一度は離婚を考えても、実際は離婚しない人が大多数。老後を幸せに過ごすには、お金の不安を生まないよう夫婦で情報共有が大事」と呼びかける。
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