ニュース
「くさい!」を数値化 タニタ、“スメハラ”対策に「においチェッカー」:体臭、加齢臭、柔軟剤も(2/2 ページ)
タニタは7月1日、体臭や加齢臭、強すぎる柔軟剤のにおいなどを自分でチェックできる機器「においチェッカー ES-100」を発売。ビジネスシーンなどで身だしなみを整えるのに役立ててもらう。
自分のにおいには気付きにくい
皮膚ガスを研究する東海大学の関根嘉香教授は、「人は近くにあるにおいに慣れることから、自分自身のにおいには気付きにくい」と指摘。また、30代後半から出てくる加齢臭や30〜40代の男性に多いミドル脂臭は、オフィスのような環境だと、25センチまで近づくとにおいが気になってしまうという。
関根教授は、ストレスや疲れによって発生する「疲労臭」にも言及。アルコールやタバコだけでなく、運動不足や夜更かしなどもにおいの強さにつながるという。「まずは自分のにおいを知ることで正しい対策につなげてほしい」と話した。
タニタはこれまでに、口臭の強さを測定する「ブレスチェッカー」、呼気中のアルコール濃度を測定する「アルコールチェッカー」を展開。累計250万台を販売している。においチェッカーの投入によって、商品ラインアップを広げる。
においチェッカーはオープン価格で、全国の家電量販店やインターネット通販などで販売する。センサー部分は2000回、または1年間使用可能だが、別売りのセンサーカートリッジでセンサー部分を交換すれば継続して使用できる。
関連記事
- 体臭ビジネスが盛り上がると日本人がおかしくなるのは本当か
臭いで周囲を不快にさせてしまう「スメルハラスメント」への関心が高まり、「体臭ビジネス」が盛り上がっている。しかし、「不快な臭い」が全て排除される環境には危険性もあるのではないか。なぜかというと……。 - 新幹線で「たこ焼き」はNG? JR東海の見解は
新大阪駅改札内で販売されているたこ焼きには「新幹線車内と駅内で食べないで」という注意書きが貼られている。JR東海にその理由を聞いたところ……。 - 「551蓬莱の豚まん」が新幹線で食べられなくなる日
新大阪駅で「551蓬莱の豚まん」を買ったことがある人も多いのでは。新幹線の車内でビールと豚まんを食した人もいるだろうが、こうした行為が禁止されるかもしれない。どういうことかというと……。 - タニタ、「とある魔術の電脳戦機」PS4用スティック開発を正式発表 ネットで2億円募集
タニタが「とある魔術の電脳戦機」PS4版の専用コントローラー開発を目指すと発表。クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で資金募集を始め、2億7700万円の獲得を目標とする。目標達成した場合は資金を生かし、使いやすくするという。 - タニタがカフェ展開 「楽しさ」重視でハードル下げる
タニタは、「タニタ食堂」に次ぐ新業態「タニタカフェ」の本格展開を始める。5月下旬に「タニタカフェ有楽町店」を出店。気軽に楽しめる店舗とメニューで支持を広げる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.