昭和シェル石油が6月から全社員を対象とした在宅勤務制度をスタートした。個々人の多様な働き方を支援する狙い。既に全体の約2割が在宅勤務を希望しているという。
同社は2008年に育児や介護などを行う社員向けに在宅勤務制度を導入。その後、同制度を全社員対象に広げようと、18年1月から5月にかけてテスト導入した。管理職を含む全社員の10%以上が公募制により参加した結果、制度が個人の自律的な働き方や生産性向上に有効だとして本格導入を決定した。
6月からの新制度では、管理職を含む152人(全社員の19.7%)が在宅勤務の利用を望んでいるという。
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