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FGO3周年フェス 台風にも負けぬ熱狂が示すスマホゲーの未来像 :人気スマホゲーの世界をリアルに“召喚”(1/3 ページ)
人気スマホゲー「FGO」の3周年記念フェスに記者が潜入取材。世界観を繊細に再現したオブジェや出し物で幅広いユーザーのニーズに応えていた。
人気スマートフォンゲーム「Fate/Grand Order(FGO)」のサービス開始3周年を記念するイベント「Fate/Grand Order Fes. 2018 〜3rd Anniversary〜」が、幕張メッセ(千葉市)で7月28・29日の両日に開催された。
FGOはディライトワークス(東京都目黒区)が開発・運営しているスマホゲーム。プレイヤーはゲーム内で「マスター」となり、英霊(サーヴァント)と呼ばれるキャラクターを従えて世界を救う旅に出る。著名なクリエイター陣を起用してのストーリー展開や、歴史上や伝説の英雄をもとにしたキャラクターなどが人気だ。
台風にも負けず来場者が長蛇の列
今回は幕張メッセ国際展示場の9〜11ホールを貸切る大イベント。事前の抽選予約で3万5000人がチケットを購入していた。当日は台風の接近で交通機関がかなり乱れたものの、ディライトワークスの担当者によれば集客に大きな影響は無し。当日は開場前の入り口に長蛇の列ができた。
スマホゲーの人気タイトルが単独で大きなイベントを開催する例は、「モンスターストライク」「シャドウバース」など他にもある。ただFGOはゲーム内にユーザー同士の対戦要素がほぼなく、イベントの目玉となる“ゲーム大会”がしづらいコンテンツ。にもかかわらず、リアルのイベントにファンが集まり熱狂している理由を探るべく記者が2日間、現地で取材してきた。
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