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スマホから操作「IoT宅配ポスト」発売 複数個の受け取りも可能に:LIXILが普及目指す(1/3 ページ)
LIXILは10月、郵便受けと宅配ボックス、インターホンなどを一体化させた、一戸建て住宅向け「スマート宅配ポスト」を発売する。再配達の増加や宅配事業者の人手不足など、宅配を巡る課題に対応できる製品として普及を目指す。
LIXILは10月1日、郵便受けと宅配ボックス、インターホンなどを一体化させた、一戸建て住宅向け「スマート宅配ポスト」を発売する。1日に複数の荷物を受け取る機能や、集荷依頼の機能を備える。再配達される荷物の増加や宅配事業者の人手不足など、宅配を巡る課題に対応できる製品として普及を目指す。2020年度に売り上げ15億円、約2万台の販売目標を掲げる。
一戸建ての宅配ボックス普及率は1%未満
近年、インターネット通販の普及で宅配荷物は増える傾向にあるが、共働き世帯の増加などによって昼間に不在の家庭が増え、約2割が再配達になっているという。宅配事業者のドライバー不足などの問題もあり、集合住宅を中心に宅配ボックスの普及が進んでいる。
一方、LIXILによると、一戸建て住宅の宅配ボックス普及率は1%未満。今後の市場拡大が見込まれている。
10月に発売するスマート宅配ポストは、表札、インターホン、郵便ポスト、宅配ボックスの機能が1つにまとまっている。カメラやタッチパネルによって宅配事業者などの来訪を認識し、荷物が投函されるとスマートフォンに通知される。
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