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スマホから操作「IoT宅配ポスト」発売 複数個の受け取りも可能に:LIXILが普及目指す(2/3 ページ)
LIXILは10月、郵便受けと宅配ボックス、インターホンなどを一体化させた、一戸建て住宅向け「スマート宅配ポスト」を発売する。再配達の増加や宅配事業者の人手不足など、宅配を巡る課題に対応できる製品として普及を目指す。
複数個の受け取りと集荷依頼の機能も
機能の大きな特長が、1日に複数の荷物を受け取れることと、集荷依頼に対応できることだ。LIXILの調査によると、宅配ボックス設置の意向がある人のうち、約50%が1日に複数回の受け取りの経験があり、約30%が宅配ボックスで「集荷」「返品」をしたいと回答したという。
複数の荷物を受け取るには、ユーザーがスマホを通じてリアルタイムで応対する必要がある。宅配事業者が配達に来た際、すでに荷物が入っている場合、タッチパネル操作でユーザーのスマホを呼び出す。ユーザーはカメラを通じて宅配事業者の姿を確認し、音声で応対してアプリ操作で解錠する。
集荷を依頼したい場合は、まずはユーザーが荷物をボックスに入れて施錠。すると集荷待ち状態になる。その後、集荷用パスワードをアプリ上で設定し、宅配事業者に通知。宅配事業者は通知されたパスワードで解錠し、荷物を回収する。集荷待ち状態だと、新たに配達される荷物を受け取ることはできない。
宅配ボックス部分は、2リットルのペットボトル6本入りの箱が2箱収まるほどの容量を備える。一方、内蔵カメラは従来の屋外用カメラよりも70%小型化した。多機能を備え、大容量の空間を確保しているが、シンプルでスマートなデザインを目指した。
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