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スマホから操作「IoT宅配ポスト」発売 複数個の受け取りも可能にLIXILが普及目指す(3/3 ページ)

LIXILは10月、郵便受けと宅配ボックス、インターホンなどを一体化させた、一戸建て住宅向け「スマート宅配ポスト」を発売する。再配達の増加や宅配事業者の人手不足など、宅配を巡る課題に対応できる製品として普及を目指す。

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普及に向けて「実証プロジェクト」も

 スマート宅配ポストは、LIXILが提供するホームネットワークシステムに接続することで使用できる。このシステムでは、ポストのほか、屋内・屋外カメラなどの機器をスマホで操作することが可能になる。今後はクラウドサービスによって、外部とのサービス連携も視野に入れている。

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LIXIL理事兼LIXIL Housing Technology Japan エクステリア事業部長の庵原岳史氏

 9月26日に開催した発表会で、LIXIL Housing Technology Japan エクステリア事業部長の庵原岳史氏は「一戸建て住宅の宅配ボックス普及は急務。もっと簡易な機能の商品も含め、フルラインアップをそろえて販売台数を増やしていきたい」と話した。2019年には、自治体や企業と連携して、住宅にスマート宅配ポストを設置する実証プロジェクトを実施する。物流業界の問題改善や新しいサービスの開発などを目指す方針だ。

 スマート宅配ポストの参考価格(税別)は、宅配ボックス、ポスト、インターホンの機能を集約した「ファンクション仕様」のセット価格が26万6000円、宅配ボックス機能に特化した「ポール建て仕様」が19万8000円、玄関ポーチなどにも設置できる「据置仕様」が17万8000円。カラーは本体3色、フレーム6色を用意し、計18種類の組み合わせで提供する。

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