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バイクは事故が多いのに、なぜヤマハは「バイクレンタル」に挑むのか水曜インタビュー劇場(ブルンブルン公演)(1/6 ページ)

ヤマハ発動機販売は10月1日、2輪車レンタル事業「バイクレンタル」をスタートした。国内2輪車メーカーがレンタル事業を始めるのは初めてのことだが、疑問がひとつある。バイクは事故が多いのに、事業を継続してやっていけるのだろうか。同社の担当者に話を聞いた。

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 「週末、天気がいいのでツーリングに行きたいなあ。でもバイクを持ってないので無理か」とあきらめている人もいるのでは。そんな人にオススメのサービスが登場している。ヤマハ発動機販売が10月1日に、2輪車レンタル事業「ヤマハ バイクレンタル」(以下、バイクレンタル)を始めたのだ。街中にあるいわゆる“バイク屋”さんが貸しているケースはあるが、国内2輪車メーカーが本格的にレンタル事業を始めるのは初めてのことである。

 ヤマハのバイク販売店「YSP」16店舗で展開して、2020年までには70店舗ほどに増やす構え。レンタルできる車両は「MT-03」や3輪の「トリシティ125」など、「取り扱いがしやすく、乗りやすいものを中心に選んだ」(担当者)という。価格は、126cc〜400ccクラスで8時間1万300円、24時間1万2800円(いずれも税込)。

 実際に借りるのは、それほど面倒ではない。ヤマハのWebサイトまたは電話、窓口で会員登録をする(年会費は不要)。レンタル希望日、車両、貸出店舗を選択すれば、予約することができる(出発予定日の3カ月前から、2日前正午までの期間で予約可能)。店舗に足を運んで手続きを済ませれば、ブルンブルンとエンジン音を鳴らしてツーリングに出ることができるのだ。


ヤマハ発動機販売は10月1日、2輪車レンタル事業「バイクレンタル」をスタートした

 ここまで読んで「オレもバイクを借りてみようかな」と感じた人がいる一方で、「バイクを倒してしまって、修理代を請求されたらどうしよう」「何度もレンタルをしたら割高。買ったほうがいいのでは」などと思った人もいるはず。バイクがなかなか売れない時代と言われているなかで、ヤマハ発動機販売はなぜレンタル事業に参入したのか。同社の花倉靖さんに話を聞いた。聞き手は、ITmedia ビジネスオンラインの土肥義則。

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