2015年7月27日以前の記事
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コインチェック「NEM」流出事件、北朝鮮のハッカー集団が関与?狙われる日本の仮想通貨取引所(2/2 ページ)

ロシアに拠点を置くサイバーセキュリティ企業Group-IBは、仮想通貨関連のハッキングについてまとめた調査レポートを発表。過去18カ月間に起きた仮想通貨取引所に対する14件のハッキング攻撃のうち、少なくとも5件は北朝鮮のハッカー集団「Lazarus」によるものだという。

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 北朝鮮政府が支援しているとされるLazarusは、これまで多くのサイバー攻撃に関わってきた。

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Lazarusのターゲットは……(=Kaspersky調べ)

 ロシアのコンピューターセキュリティ会社Kasperskyは、14年にソニー・ピクチャーズが受けたハッキング攻撃もLazarusが犯人だったとみている。

 Lazarusはその他にも、軍事スパイ行為や金融機関・メディア機関・一般企業を狙った多くの妨害工作に関わっていたことが明らかとなったという。ほとんどの被害者は、韓国、インド、中国、ブラジル、ロシア、トルコに集中しているようだ。

 Lazarusがこうした活動を行う真の狙いについては多くの憶測が飛び交っており、「世界を混乱におとしめようとしている」などの意見もあるが、資金調達目的だという以外に詳しいことは分かっていない。

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