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KDDI、開発の舞台裏学べる「INFOBAR展」開催 試作品などレアアイテム勢ぞろい:「A03」刷新モデルも出るかも?(2/6 ページ)
KDDIが東京・六本木で「新・ケータイ INFOBAR展」を開催する。初代モデルの試作品や当時のポスター、新モデル「INFOBAR xv」を操作できる体験ブースなどを設ける。会期は10月31日〜11月12日。
携帯×PDAの“両面タイプ”は断念
01〜02年にかけて、深澤氏とKDDIは、プロトタイプの縦長のフォルムは維持しつつ、「ファッション性×機能性」をテーマに模索を続けた。そして一時は、INFOBARの表面に携帯電話とインカメラを搭載し、裏面を当時流行していたPDA(携帯情報端末)にする――というアイデアにたどり着いた。
「裏面を店舗などにかざすと情報を表示するなど、AR(拡張現実)の仕組みを取り入れる案もあった。逆の結果になったが、当時は携帯電話よりもPDAが世の中の主流になっていくと考えていた」
展示ブースには、01〜02年に作られた“両面タイプ”のモックアップ「info.bar(インフォドットバー)」、そのコンセプトをまとめた資料、ビニール製のバッグに入ったinfo.barを写したポスターも展示されている。
結局、当時の技術では実現が難しかったため、両面タイプの端末はお蔵入りとなり、その後は「PDAの搭載をやめ、ファッション性を追求する方針に切り替えた結果、初代モデルが生まれた」とのことだ。
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