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最後までアツアツ ふらんす亭創業者が仕掛ける新型ステーキ店:1人でも気軽に入店(2/4 ページ)
ステーキとカレーが名物の「ふらんす亭」創業者がステーキの新店をオープンした。自分で焼き加減を調整できたり、最後までアツアツで食べられる工夫をしている。人生の「集大成」と位置付ける新店のビジネスモデルとは?
入りやすいステーキ店目指す
これまで、ステーキ店は女性1人で入りづらいとされてきた。マンディーズではこれらのイメージを変えるため、店内をカフェのような空間にデザインした。さらに、老若男女が楽しめるように、自分の好きな肉を80グラムから注文できるようにしている。例えば、リブロースを使った「リブキューブステーキ」は80グラムで580円(税抜、以下同)となっている。肉をたっぷり味わいたいお客に向けては、「リブキューブステーキ220グラム」(1180円)に加えて、ミニカレーとライスと自家製ピクルスの「ミニカレーセット」(380円)などを用意した。その他には、プライムビーフ(最上級の米国産牛肉)を使ったステーキや、ハンバーグなどをそろえる。
同店のコンセプトは「ファストステーキ店」だ。これは、アパレル業界における「ファストファッション」を参考にしてオリエンタルフーズが考案したもので、「おしゃれで、おいしくて、リーズナブル」なステーキ店を意味するものだ。
ステーキを早く提供するために役立っているのが、オリエンタルフーズの工場だ。ファミリーレストラン向けに業務用のビーフシチューやグラタンなどを製造しており、肉を加工するノウハウを生かす。下準備を工場ですることで、味を向上させるだけでなく、店舗におけるオペレーションの単純化にも役立った。
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