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「毎日コツコツと努力を重ね、ついに見えてきた夢」 AKB48・岡田奈々の信念アイドルというキャリア(2/6 ページ)

小さいころから歌手になりたいと思っていた岡田奈々さんは、14歳でAKB48に入り、アイドルという仕事に就いた。プロとして働く中でさまざまな経験を積み、自らの生きがいや新たな夢を見いだしたという。

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AKB48に入って、夢を追いかけたい!

 岡田さんは1997年11月7日に、4人きょうだいの3番目として生まれた。上には2人の兄、下には妹がいる。幼少のころから歌が好きだった。そのきっかけは父親だったという。

 「両親とも歌がすごく上手なのですが、特に父は歌が好きで、歌に対して厳しい人でした。一緒にカラオケに行った時もそうですし、自宅で私が鼻歌を歌っているときでも、音程が違うなど指摘されるんです(笑)。そんなことが影響して自然と歌に興味を持ったのかなと思います」

 本格的な歌のレッスンには通っていなかったが、カラオケにはよく行っていた。一時期は、3日に1回はカラオケに足を運ぶこともあったという。歌っていたのは主にアニメソングだ。そのころから「歌手になりたいという漠然とした夢は持っていました」と岡田さんは振り返る。

歌が好きになったのは父親の影響(撮影:福田栄美子)
歌が好きになったのは父親の影響(撮影:福田栄美子)

 その後、中学生になったばかりの岡田さんに、人生を変える衝撃的な出来事が起きる。ある日、テレビを観ているとAKB48(当時)の板野友美さんが出ていた。「板野さんがすごくかわいくて、その瞬間にAKB48のとりこになりました。歌手になるという夢に加えて、自分もAKB48になりたいと思ったのです」と岡田さんは力強く語る。

 そこからAKB48の熱心なファンになり、中でも渡辺麻友さんをとても尊敬するようになった。自分もあんなキラキラした人間になれたらいいなと強く願うようになった。握手会にも2回行ったことがあるそうだ。「私もAKB48に入って、夢を追いかけたい!」――そうした思いは日に日に大きくなり、もう止められなくなった。

 しかし、いくらアイドルになりたいと言っても、まだ中学生。周囲の反対はなかったのだろうか。

 「両親も家族も親戚も、皆がAKB48のオーディションを受けることに対しても、アイドルとして仕事をすることに対しても賛成でした。小さいころから両親は私のやりたいことや望むものをすべて肯定して、育ててくれました。そうした環境に感謝しています。今でも家族がすごく愛情を持って応援してくれているのは励みになっています」

 両親をはじめ、周囲の人たちの後押しもあり、2012年、14歳のときにAKB48のオーディションに合格。ずっと憧れたアイドルとしての人生を歩み始めることとなった。

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