「毎日コツコツと努力を重ね、ついに見えてきた夢」 AKB48・岡田奈々の信念:アイドルというキャリア(4/6 ページ)
小さいころから歌手になりたいと思っていた岡田奈々さんは、14歳でAKB48に入り、アイドルという仕事に就いた。プロとして働く中でさまざまな経験を積み、自らの生きがいや新たな夢を見いだしたという。
生きているという実感
これまで何度も書いているように、岡田さんはAKB48グループに入ったことが自分の生き方を一変させた。ここまでを振り返ってみてどうだろうか。
「中学生のとき、キラキラしたAKB48を見て、自分もこうなりたいと憧れを抱きました。なりたいと思っていたAKB48として、今こうして生きているので感慨深いです。このグループに入ったことで、いろいろな場所にも行けたし、多くの人たちに出会うこともできました。例えば、ファンの皆さんと接することで、世の中にはこんなにたくさんの考えを持った人間が生きているんだなと改めて実感しました。AKB48に入らなければ絶対にできない体験です」
そんな岡田さんは、今はファンを喜ばせたいという気持ちを常に持っているが、AKB48に入る前は頑張る理由や生きている意味などを深く考えたことはなかったという。今はステージに立つことで生きている実感が湧いている。
「こんなに何かにがむしゃらに頑張れることってAKB48に出会ってなかったらないと思います。汗かいて、必死になって涙を流しながら、一生懸命やることって、はたから見たら恥ずかしいことかもしれないけど、今の私にとってはすごく生きがいを感じられることなんです」
しかし、毎日のように高いパフォーマンスを出し続けるのは大変な面もあるはず。そう尋ねると、「確かに、体力面でもそうですが、それ以上に精神的な部分できついこともありますね」と素直に明かす。
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