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ファミマ、成人向け雑誌の販売を8月末で中止へ 一時は否定も競合に追随:女性や子どもに配慮
8月末をもって、全国のファミリーマートで成人向け雑誌の販売が中止となる。女性や子どもに安心して買い物をしてもらうためという。セブン-イレブンとローソンも8月末までに成人向け雑誌の取り扱いをやめると発表済み。
ユニー・ファミリーマートホールディングス(HD)は1月22日、8月末をもって、全国のファミリーマート店舗(計1万6683店)で成人向け雑誌の販売を中止すると発表した。コンビニ業界では21日に、セブン-イレブンとローソンが8月末までに成人向け雑誌の取り扱いをやめると発表済みで、大手3社が全て撤退することとなった。
ファミマでは2018年4月から、直営店など国内の2000店で成人誌の取り扱いを中止しており、この取り組みを全店に拡大する形。21日の時点では全店からの撤退は否定していたが、結局は競合に追随した格好だ。
ユニー・ファミマHDは、全店からの撤退を決めた理由を(1)女性や子どもに安心して買い物をしてもらうため、(2)20年のオリンピック・パラリンピック、25年の大阪万博等の開催を控え、訪日外国人が大幅に増加しているため――としている。
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