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マネーフォワード、仮想通貨取引所開設を断念
マネーフォワードは4月15日、仮想通貨関連事業への参入延期を発表した。子会社のマネーフォワードフィナンシャルを通じて、取引所および交換所の参入を進めていたが、実質的に断念。
マネーフォワードは4月15日、仮想通貨関連事業への参入延期を発表した。子会社のマネーフォワードフィナンシャルを通じて、取引所および交換所の参入を進めていたが、実質的に断念したかっこうだ。
理由として、仮想通貨を取り巻く情勢が大きく変化し、マーケットが冷え込んでいること、金融庁が求める交換所の体制整備にかかるコストが増大したことを挙げている。同社は2018年5月に仮想通貨関連事業への参入を発表し、9月には仮想通貨関連メディアをオープン、仮想通貨交換業者登録の申請中で、19年春の交換所開設を目指すとしていた。
今回の参入延期に伴い、6139万5000円の特別損失を計上している。また、今後もブロックチェーン技術の開発を目的とした研究は継続する。
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