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開業から40年たっても、池袋サンシャインシティが年3000万人を集める理由:かつては東洋一の高さ(5/5 ページ)
東京・池袋の複合施設「サンシャインシティ」。開業から40年以上たっても、来街者数が過去最高を更新するなど、進化を続けている。当初“東洋一”の高さを誇っていたビルは何が変わり、何が変わらないのか。その魅力を見直したい。
“面白いこと”を発信するフロントランナーに
サンシャインシティの周辺環境の変化に合わせる取り組みもある。周辺に高層マンションが増えてきた時期には、高級スーパーやベーカリー、紅茶やワインの専門店などを誘致。高層マンションに住む人にも普段から立ち寄ってもらいやすい店舗をそろえたエリアを設けた。
「買い物だけならネットでできるけど、ここに来れば何か面白いことがある。そんな唯一無二の施設として挑戦し続けたい」と担当者は話す。単なるショッピングセンター、アミューズメント施設にとどまらない、複合施設としての強みを生かして、幅広いターゲットのニーズに合った提案を続けていくという。
池袋エリアは現在も再開発が進んでおり、公園や文化施設などが整備され、“住みやすさ”も向上していきそうだ。「鮮度があって、質があって、スケールがあるのが“サンシャインらしさ”。池袋エリアが変わっていっても、常に面白いことをするフロントランナーであり続けたいですね」(担当者)。新しい時代になっても、規模と歴史に頼ることなく、「情報発信地」としての在り方を模索し続けていくようだ。
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