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「亀田の柿の種」を壊したフリカキックス、今のところ「吉」:あの会社のこの商品(1/6 ページ)
柿の種を砕き、ふりかけに使える商品が誕生した。亀田製菓の「FURIKAKIX(フリカキックス)」だ。社内の批判を乗り越え、どのようにして生まれたのか。担当者に話を聞いたところ……。
柿の種を砕くと、立派なふりかけになる。ほかにも、お茶漬けの具材や揚げ物の衣など、砕くとさまざまな使い方ができるものである。
砕くのはあくまでもユーザー。お菓子メーカーが砕いたものや砕く道具を販売することは考えにくい。自社商品を壊すタブーを犯すからだ。
ところが、柿の種でおなじみの亀田製菓は2018年10月、柿の種を砕いてふりかけをつくる専用マシン「FURIKAKIX(フリカキックス)」を発売した。自社の看板商品「亀田の柿の種」を砕く商品という自虐ネタが、発売当初大きな話題を呼んだ。
フリカキックスは、柿の種の新しい楽しみ方を提案するために、17年6月にスタートした「KAKITANEX LABO(カキタネックス・ラボ)」から誕生した商品だ。本体に柿の種を入れハンドルを回せば、おいしいと感じる粗さに砕く。ハンドルを回しながら直接ご飯などにかけるほか、保存容器に入れて付属のパッキンでフタをすれば保存することもできる。
販売はネット通販のAmazonと、生活雑貨店のLOFTの2つで実施。まず1万個生産したところ、想定以上に売れたため急きょ、1万個を追加生産し、これまでに2万個生産した。
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