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人の心を癒すロボット「Qoobo」は、どのようにして生まれたのかあの会社のこの商品(6/6 ページ)

「ペットを飼いたいなあ」と思っていても、何らかの事情で飼えない人も多い。そのような人たちに癒やしを提供するのが、ユカイ工学の「Qoobo」。海外でも評判が高いユニークなロボットは、どのようにして誕生したのか。

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ファンミーティングでユーザーと直接交流

 「Qoobo」は熱烈なファンが多いことから、19年3月に初のファンミーティングを開いた。定員50人のところ申し込みが100人を軽く超え、参加者を抽選で選んだほどだった。

 ファンミーティングでは、「Qoobo」のコンセプトを考えた女性デザイナーが登場して発案の経緯などを語ったほか、アクセサリーとして付けるリボンをつくるなど、フォトブースでの写真撮影会も実施。当日はマイQoobo持参で集まってもらい、ファン同士の交流も盛んに行われた。


ファンミーティングでつくったアクセサリーのリボンとワークショップの様子

 ファンミーティングのようなユーザーとの交流や対話は、「今後も実施したい」と青木氏。その理由は、そういう場から新しいアイデアをつくりたいと考えているため。ファンと一緒に育てていきたいという思いだ。

 ユカイ工学には、ユーザーだった人が入社してくることもあるという。妄想を形にするなど、愉快なモノづくりは共感を呼び、ハマった人はとりこになるのかもしれない。

著者プロフィール:

大澤裕司(おおさわ・ゆうじ)

 フリーランスライター。1969年生まれ。月刊誌の編集などを経て、2005年に独立してフリーに。工場にまつわること全般、商品開発、技術開発、IT(主に基幹系システム、製造業向けITツール)、中小企業、などをテーマに、雑誌やWebサイトなどで執筆活動を行なっている。著書に『これがドクソー企業だ』(発明推進協会)のほか、ITmedia ビジネスオンラインの人気連載をまとめた『バカ売れ法則大全』(行列研究所/SBクリエイティブ)がある。


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