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勝ち残ったのはどちら? ローソンのテスト販売、その舞台裏に迫る:SNSバレは怖くない(3/4 ページ)
コンビニのテスト販売はどのように行われているのか? ローソンは2種類の新型サンドイッチの売り上げを比較する実験を行った。どちらが勝ち残ったのか。
テスト販売の結果は?
テスト販売の結果はどうだったのだろうか。担当者によると圧倒的な差でビーフの売り上げが多く、トマトに勝利したという。もともと女性を狙っていた商品だったが、ボリューム感があるので男性の支持も得られた結果ではないかと分析している。また、想定より夕夜間(午後4時〜11時)に売れることが分かったので、夜の陳列量も増やすことにした。昼食・間食だけでなく、夕食ニーズを満たせる商品ということが分かった。
組み合わせBを全国展開するにあたり、いくつか“マイナーチェンジ”したことがある。例えば、商品を棚に陳列する際、断面がお客によく見えるように特別な資材を使ってサンドイッチの包材(ケース)を立てていた。しかし、棚の最前面にあるサンドイッチが売れると、2番目以降のケースは上を向いたまま倒れたような格好になり、お客から断面が見えにくくなる。商品の断面が見えるように、特別な資材がなくても“自立”できるように包材を改良したという。新商品は9月10日から全国のローソンで発売される。
店頭幕、のぼり、棚のPOPのデザインも変えた。実際の店舗で店頭幕を見てみると「あ〜んと、おいしく」というコピーや、「SAND FULL」という商品名が見えにくかったので、文字のサイズを大きくして中央部分に持ってきた。また、口を大きく開ける様子を表現するカバのマークの存在感を高めるために、白く塗りつぶした。
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