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鉄道会社のダイヤ改正、どんな狙いがあるのか:空港アクセスを強化(2/4 ページ)
この秋、いくつかの鉄道会社がダイヤ改正を行う。ダイヤ改正の狙いは、どこにあるのか。各社の発表より、その狙いを考えてみたい。
対抗するJR東日本は
成田空港で飛行機の離発着が夜遅くまで可能になったことを受け、JR東日本はどんな手を打つのか。10月27日より千葉行の午後11時45分発の普通列車を運行させ、対応させる。JR東日本は現在、午後11時00分発の東京行快速を運行している。だが東京着は午前0時29分と時間がかかり、スカイライナーのライバルにはなりえない。また千葉までの最終列車は、都心へのアクセスというよりも、千葉県内の利用者の利便性のため、という要素が大きい。
11月30日のダイヤ改正で「成田エクスプレス」を増発するという話はいまのところなく、2020年3月のダイヤ改正で行われるかどうかが焦点となる。しかし、東京駅や新宿駅など都心の駅へのアクセスは優れていても、時間がかかって料金もかかる成田エクスプレスが空港アクセス利用者を呼び戻せるかというと、なかなか難しい。
成田空港アクセス全体で考えると、夜の遅い時間帯や朝の早い時間帯は、23区以外からは各地からのバスが中心となるのではないか。その時間帯ならば、道路も混まない。スカイライナーの最終便や始発がターゲットとするのは日暮里から比較的距離の近いエリアの人だと考えられる。
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