三省堂は12月5日、「今年の新語2019」を発表した。大賞はスマートフォンアプリを使ったキャッシュレス決済サービスに使われる「−ペイ」。三省堂は「19年は『−ペイ』という言葉がメディアにあふれた年だった。7月には『7pay』が大規模な不正利用の被害を生み、決済サービスの普及に大きな禍根を残した一方、『−ペイ』という言葉が繰り返し人々の耳に入り、認知されるきっかけの1つになった」としている。
今年の新語は、その年を代表する日本語の言葉の中から、今後辞書に採録されてもおかしくないものを、三省堂の辞書編集者が選ぶ。SNSなどを通じて2019年に「よく見た」「よく聞いた」言葉を募集したところ、2017通(※同じ言葉を1語と考えると837語)の応募があった。
ビジネス関連の言葉では、「−ペイ」の他にも、定額制サービスを示す「サブスク(サブスクリプション)」、接客担当者に過度なクレームなどを行う「カスハラ(カスタマーハラスメント)」、指定した場所に荷物を置くことで配達を行う「置き配」などがベスト10入りした。流行語大賞に選ばれた「ワンチーム」や、タピオカブームを受けた「タピる」は選外だった。
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