無印良品ネットストアのメンテナンス、「37時間限定」のはずが復旧めど立たず “計画通り”に行かなかった裏側を聞くも……:リアル店舗にも影響?
年末年始に予定していた無印良品ネットストアのメンテナンス。当初19年12月31日午前0時〜20年1月1日午後1時としていた期間が大幅延長。復旧のめどはまだ立っていない。年末年始の「書き入れ時」になぜメンテナンスをしようとしたのか。担当者に裏側を聞いたが……
良品計画が展開するECサイト「無印良品ネットストア」のメンテナンスが長引いている。当初、メンテナンス期間を2019年12月31日午前0時〜20年1月1日午後1時としていた。ところが、「1月上旬」まで期間を延長。良品計画の公式Webサイトによると、「ネットストアに関しては再開開始日付が決まり次第告知させていただきます」「対応状況により延長する場合がありますので予めご了承ください」としており、出口が見えない状況だ。
今回のメンテナンスはシステム更新に伴うもので、ネットストアとスマートフォン向けアプリ「MUJI passportアプリ」が対象。アプリの方は、1月2日に新しいバージョンを公開し終えている。年末年始といえば、数多くの小売り店がバーゲンセールを行う「書き入れ時」。ECストアも例外ではないだろう。なぜこのような事態になってしまったのか。広報担当者に話を聞いた。
担当者によると、19年12月下旬からメンテナンス期間を告知していたが、19年12月30日の午後に期間の延長を発表。当初告知ししていた期間で作業が終わらないことが発覚し、期間延長に踏み切ったという。メンテナンスに入る前から期間を延長した理由については、「お答えできることはない」と回答した。
年末年始は「書き入れ時」であることも想定でき、また4月からの新生活に備えて買い物をする人も多そうだ。この特別な期間にメンテナンスを設定した理由についても、明確な回答はなかった。なお、今回のメンテナンス会計系、商品系の基幹システム入れ替えに伴い、利便性を向上させるためのものだという。
一部SNSでは、店頭で商品を注文した際にも影響があった、とする証言も出ている。1月8日13時15分時点でも、まだメンテナンスは終わっていない。
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